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元戦略コンサルが監修!30代中堅社員に送る生産性を150%アップさせる仕事術

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あなたはゴマをすられているのを見抜けますか?

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少し前に大相撲で舞の海という力士がいました。

 

舞の海の関取時代の体格は、身長171cm、体重101kgと非常
に小柄でしたが、多彩な技を繰り出すことから、「技のデパ
ート」というニックネームがつけられていました。

 

当時の各界は大型力士が多く、舞の海は小錦のように200キロ
以上も体重差のある相手と取り組まなければなりませんでした。

 

そんな時、テレビを見ている人はどうしても舞の海を応援
したものです。

 

このように、弱者に同情し味方することを「判官贔屓」
(ほうがんびいき、またははんがんびいき)と言います。

 

語源は、源義経が兄頼朝に滅ぼされたのに人々が同情した
ことからだと言われています。

 

日本人は、特に判官贔屓する傾向があると言われています
が、弱い者に同情するのはいいのですが、ただ単に自分の
好き嫌いで人を評価する(好きな人をひいきする)のは、
問題になることがあります。

 

エグゼクティブ・コーチングの第一人者であるマーシャル
ゴールドスミス氏
も、マネジャーのえこひいきをする傾向
を諫めています。

 

www.inst-of-bizskills.com

 

えこひいきをする (Playing Favorites)

マーシャル・ゴールドスミス

 

私が成功した人たちの対人的な挑戦を特定するのにそんな
にたくさんの時間とエネルギーを費やしているのには理由
がある。

 

あなたが組織の上に行けば行くほど、あなたの問題はます
ます行動面のものになる。

 

あなたは聡明で、あなたは最新で、あなたは業務の技術的
な側面を知っている。

 

しかし、いくつかの重要なピープル・スキルをしばしば欠
いており、それはあなたの成功の妨げになる。

 

私は、何百ものカスタムメイドのリーダーシップ・プロフィ
ールをレビューしてきた。

 

典型的にその書類は、組織が望むリーダーシップ行動を記
述しており、「人が成長するのを手助けする」「異なる意
見を尊重する」「えこひいきを避ける」などの重要な項目
を含んでいる。

 

私は「効果的にマネジメントにゴマをする」がプロフィー
ルにあるのを決して見たことがない。

 

次に、なぜそんなに多くのゴマすりが起きているのだろうか。

 

シンプルな答えは、私たちが他人の中に明白に見ているも
のが、自分自身の中には見られないのだ。

 

あなたはおそらくこう考えている。

 

「リーダーが部下を批判をしないこととは別に、彼ら自身
と組織の称賛すべき点の誇張を奨める僅かな信号が発信さ
れているとは驚きだ。しかし、勿論、これは私には当ては
まらない」


あなたは正しいだろう。

 

しかし、あなたが現実から目をそらしていないのをどのよ
うにして分かるのだろうか。

 

ここに、リトマス試験がある。

 

私はこれを世界中の何千ものリーダーの集団でテストをした。

 

それはどうみても示唆に富んでいる。

 

あなたたちのうち何名が愛すべき犬を飼っているだろうか。

 

研修のグループでは、エグゼクティブの顔に満面の笑みが
現れ、空中で手を振っている。

 

彼らは犬の名前を愛で光り輝きながら言った。

 

それから、私は彼らに尋ねる。

 

「ご家庭で、あなたが家にいる時、誰が最大の注目を集め
ますか。(a)ご主人、奥さん、パートナー、(b)お子さん、
(c)愛犬」。

 

80%以上で犬が勝者だ。

 

私はそれからエグゼクティブに家族よりも愛犬を愛している
のかと尋ねる。

 

答えはいつも断固としてノーだ

 

私のフォローアップの質問:「それでは、なぜ愛犬はあなた
の注意をたくさん集めるのでしょうか」


答えはいつも同じだ。

 

「犬はいつも私をうれしそうに見ています」「彼女は決して
言い返しません」「彼は私に無条件の愛をくれます。私が何
をしようとも」。

 

言い換えれば、犬はゴマすりなのだ

 

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もし、私たちが注意深くないのなら、私たちは職場の人たち
を犬のように扱って興奮させている。

 

何も考えず、無条件の称賛を私たちにたっぷりと与える人に
報いている。どんな行動を見返りに得ているのだろうか。

 

どうやってゴマをすればいいかを知る大勢の人たちだ。

 

この行動を奨めることの問題は、二つある。

  1. もし全員があなたにゴマをすっているなら、誰が仕事
    をするのだろうか、
  2. もし、仕事をしている人がいるなら、あなたは間違った
    人たちを特別扱いしている!

 

リーダーは、私たちは皆自分を特別扱いする人を特別扱いす
る傾向があるのを認めることで、この行動を奨めるのを止め
られる。

 

これと闘うために、私たちは直属の部下を四つのカテゴリー
に分類すべきである。

  1. どのくらい彼らは私を好いているのか。
  2. どのくらい彼らは私に似ているのか。
  3. 彼らの顧客と会社に対する貢献は何か。
  4. 私は彼らのどのくらいポジティブな個人的な評価を与
    えているか。

 

私たちが調べているのは、1と2と4、3と4の間で強い相関が
あるかどうかだ。

 

もし、私たちが自分自身に正直であるなら、私たちの人に対
する評価はどのくらい彼らが良く実行するかよりもどのくら
い彼らが私たちを好いているかに結びつけられるだろう。

 

これはえこひいきをすることの定義である。

 

この手短な自己分析は、問題を解決しないが、えこひいきを
特定する。

 

そしてここから変革が始まるのだ。

 


マーシャルゴールドスミス氏の論文の翻訳については、ゴー
ルドスミス氏ご本人の承諾のもとで行っております。